言葉の爆発期とは、子どもが急激に言葉を覚え、使うようになる時期のことを指します。
これは、特に親にとって感動的な瞬間であり、日々の成長が目に見えて感じられる重要な発達段階です。
この記事では、言葉の爆発期の前兆と、実際に娘での体験談を交えながら、その兆候について詳しく解説します。
言葉の爆発期はいつ来る?
言葉の爆発期はすべての子どもに一律の時期に訪れるものではなく、子どもの成長や環境、個々の性格などによって異なります。
我が家の娘の場合、言葉の爆発期はやや遅めでした。
2歳を過ぎて、2歳2ヶ月からようやく2語文が徐々に…というか突然増え始め、会話が少しずつ成り立つようになりました。
言葉の発達が遅れていると感じる親も少なくありませんが、焦らずに子どものペースに合わせて見守ることが大切です。
言葉の爆発期の前兆
では、言葉の爆発期が近づいている前兆にはどのようなものがあるのでしょうか。
以下に、我が家での経験を例に前兆を紹介します。
独り言が増える
言葉の爆発期が近づくと、子どもが一日中、様々な言葉を発声し始めます。
これが「独り言」として表れることが多いです。
まだ会話が成り立つわけではないものの、何かを考えている時や遊んでいる最中に、ふとした瞬間に言葉を発声します。
これは、言語能力が内側で発達している証拠です。
2歳頃から独り言が増え、思いついた単語やフレーズを頻繁に口にするようになりました。
指さしが多くなる
言葉を覚える意欲が高まると、子どもは身の回りのものに興味を示し始めます。
名前を知りたいものが増えるため、指さしをして「あれは何?」と名前を尋ねる行動が頻繁に見られるようになります。
よく「これは?」と指をさして、ものの名前を教えてほしいと要求してきました。
このような行動は、言葉を覚える準備が整っている証です。
このシリーズのカードがお気に入りで、何回も何回も名前を聞かれ、紛らわしくて大人が迷うような魚も、あっという間に言えるようになりました。
歌を歌いだす
単語しか言えない段階であっても、突然、歌を歌い始めることがあります。
最初は途切れ途切れだったり、メロディーだけが先行する場合もありますが、これも言葉の爆発期が近づいているサインの一つです。
まだ通常は2語文までの段階だったのに、童謡を不完全ながらも長いフレーズで楽しそうに歌い始めました。
本や図鑑に興味を示す
言葉を覚える準備ができると、子どもは本や図鑑などに強い興味を持つようになります。
一人でページをめくって楽しむだけでなく、大人に読み聞かせをお願いすることが増えました。
言葉と視覚的な情報を関連付けることができるため、この時期にたくさんの本に触れさせることは非常に重要です。
1歳ごろに買った図鑑ですが、3歳になる今でもよく開いて見ています。(表紙ボロボロですが、苦笑)
復唱できるようになる
もう一つの前兆として、人が言った言葉をそのまま復唱できるようになることが挙げられます。
復唱は、言葉を覚えるプロセスの一部であり、子どもがその言葉を正確に認識していることを示します。
私が話した簡単な言葉を繰り返すようになり、少しずつ自分の語彙として取り込んでいったようです。
長い単語が言えるようになる
最初は頭文字や一部の音しか言えなかった単語が、徐々にすべての音を正確に発音できるようになります。
これは言葉の爆発期の典型的な特徴です。
長い単語が言えるようになると、日常の会話もよりスムーズになり、コミュニケーションの幅が広がっていきます。
りんごのことを「ご、ご」のように言ってたのが、ある日、突然、「りんご」と言えるようになりました。
おわりに
言葉の爆発期は、すべての子どもに異なるタイミングで訪れますが、その前兆としては独り言、指さし、歌、本への興味、復唱、長い単語の使用などが見られます。
これらのサインが現れたら、焦らずに子どもの言葉の発達をサポートする環境を整えることが大切です。
子どもが自然に言葉を吸収し、成長していく姿を見守りましょう。