モンテッソーリ教育の見るモビールは有名ですが、その後に続く、触るモビールについてはあまり知らない人も多いのではないでしょうか?
見るモビールを卒業した赤ちゃんは、次は触るステップに移ります。
そこで、モンテッソーリ教育では、触るモビールというものが作られました。

・幼児教室指導員
・おもちゃコンサルタント
・知育玩具アドバイザー
・国際モンテッソーリ資格 etc.
3歳子育て中 1児の母。モンテッソーリ教育に対して最初は懐疑的だったが理論を学ぶうちに解釈が変わる。教具よりもメソッドを中心に研究。分かりやすい解説をシェアしたい。
モンテッソーリ教育の触れるモビールとは?
触るモビール(Tactile Mobiles) は、モンテッソーリ教育において 「見るモビール(Visual Mobiles)」 の後に導入される教具で、赤ちゃんが 手を伸ばして触れることで、運動発達を促す役割を持っています。
- 目と手の協調を発達させる
- 物に触れることで感覚を発達させる
- 手を使った運動のコントロールを学ぶ
ここでは、触るモビールの種類と目的や効果などを詳しく説明します。
ベル・モビール(Bell on a Ribbon)
対象月齢:生後3、4か月頃~
リボンに吊るされたベル(木製または金属製)で、赤ちゃんが手を動かして偶然ベルに触れると音が鳴りす。
目的とは?
- 手を動かすことで音が鳴ることを理解する
- 目と手の協調を発達させる
効果とは?
- 赤ちゃんは「手を動かすと音が鳴る」という因果関係を学ぶ
- 触ることで、手のコントロール能力を高める
- 視覚・聴覚・触覚の統合を促す
リング・モビール(Ring on a Ribbon)
対象月齢:生後4、5か月頃~
木製または布製のリングがリボンで吊るされていて、 赤ちゃんが手で掴みやすいデザインになっています。
目的とは?
- 掴む練習を通じて手の器用さを発達させる
- 握る力を強化する
効果とは?
- 握る・離すの動作を繰り返し、手のコントロール能力が向上
- 触覚を通じて、物の感触を学ぶ
グリスリーモビール(Grasping Beads Mobile)
対象月齢:生後4.5、5.5か月頃~
木製のビーズが数個つながっていて、赤ちゃんが指を使って掴みやすいデザインになっています。
目的とは?
- 指先の発達を促す
- 掴んだものを観察する習慣をつける
効果とは?
- 指先を使った動作の発達を促し、手の巧緻性を高める
- 赤ちゃんが「掴む→観察する→離す」動作を繰り返すことで、運動のコントロールを強化
ファブリック・ストリップ・モビール(Fabric Strips Mobile)
対象月齢:生後5か月頃~
布のリボンやストリップが吊るされていて赤ちゃんが手で掴んだり、感触を楽しめます。
目的とは?
- さまざまな素材の感触を体験する
- 触覚の発達を促す
効果とは?
- 柔らかい布や異なる素材の感触を学ぶ
- 掴んだときの感触の違いを楽しみながら、触覚の発達を促す
触るモビールを使用する時期とは?
- ベル・モビール(3、4か月頃~):手を動かすと音が鳴る → 目と手の協調運動の強化
- リング・モビール(4、5か月頃~):握る練習 → 掴む力の発達
- グリスリーモビール(4.5、5.5か月頃~):指先の動きの発達 → 手の巧緻性向上
- ファブリック・ストリップ・モビール(5か月頃~):異なる感触を楽しむ → 触覚の発達
見るモビール(視覚発達)→ 触るモビール(手の協調運動)→ ハンギングトイ(積極的な運動) の順で導入します。
「手を使うことを楽しい」と感じさせることが重要で、赤ちゃんの成長に合わせて、適切な高さと難易度を調整する必要があります。
触るモビールを卒業した後は、より積極的に動ける「ハンギングトイ(Hanging Toys)」に移行します。
まとめ
触るモビールは、見るモビールから発展し、赤ちゃんが手を使うことを促す大切なステップ です。
それぞれのモビールは、赤ちゃんの発達段階に応じて適切に導入し、興味が薄れたら次のモビールへ移行するのが理想的です。