モンテッソーリ教育のゴッビモビールを作りたいけど、色んなDIY動画やネット情報が溢れていて、公式のゴッビモビールに近づけるにはいったいどうしたらいいのかわからない…

本物に近いゴッビモビールを作りたいけど…どんな糸を選べばいい?グラデーションってどの色番?
そこでこの記事では、できるだけ公式に忠実なゴッビモビールを作るためにはどうしたらいいか、公認教具や世界中のモンテッソーリ教師が紹介するモビールの情報を参考にまとめてみました。



私的には、作り方①が、時間や金銭面のどちらもコスパがいいと思います。
- 国際モンテッソーリ協会(AMI)認定教師
- 0-3歳レベルの養成コースを修了している教師
- モンテッソーリ教具AMI公認の会社




モンテッソーリ教育:ゴッビモビールの作り方①穴を開けない方法(日本式)


AMIのモンテッソーリ教師などを中心に色んな情報をかき集めて公式に近いゴッビモビールを作ってみました。
ゴッビモビールを作る際に発泡スチロール球に大きな穴を開ける方法と穴を開けない方法があります。



穴を開けない方法は日本式と呼ばれています。※日本だけで使われてるという意味ではないです。
シルクのゴッビモビールは、日本式で作る必要があります。
- 発泡スチロール球(直径約4㎝)5個
- 刺繍糸(5段階の濃淡、各色1束)
- ダウエル棒(長さ25㎝、直径3~5㎜)
- キーリング
- 大きな針
- 糸通し(無くても可)
- 接着剤
- 定規
- はさみ
- 発泡スチロール球 4㎝ 80個入 (798円+送料480円)→5個使用=約80円
- DMC刺繍糸 5色 1束ずつ (110×5+送料220円)770円
- 竹ひご (110円)
- キーリング(110円)
他のモビールで買ったものを使ってるため、発泡スチロール球と刺繍糸代だけです。約850円
ゴッビモビールの糸は100均よりも、手芸品店で販売されてる糸がおすすめです。
出来あがりの光沢感が違います。実際に、1束が110円なので、100円で入手できることには違いありません。



私はこちらのショップで購入しました。


刺繍糸を取り出すのに絡まないようにするため、引っ張る糸端を探します。
刺繍糸の製品会社ごとに絡まない糸端は違うので気をつけて引っ張ってください。



当記事においては、DMCの刺繍糸を使っているため、DMCの場合で説明します。




DMCの刺繍糸は、バーコードラベルがついてる側の糸端を引っ張ると絡まりません。


発泡スチロール球の半分の場所に線があるため、それを目印に、なるべく線上に穴が開くようにします。




5、6㎝ほど糸端を穴から出した状態で、糸を巻きつけていきます。


上の穴も下の穴も交差させながら糸をきつく引っ張って球体に巻きつけていきます。
なるべく隙間ができないように指で寄せながら。
あとから隙間を埋めようとすると、糸が余計に必要となるため、1束では不足する可能性があります。
普通に巻いていくと、多めに余るくらいで巻けます。


糸を通してきつく引っ張ります。


交差している部分はなるべく平らになるように押し潰しながら巻きつけてください。
押し潰さないと、ラグビーボールのような形になります。



日本式の場合は解けば何度でもやり直しが効くので安心です。
慣れない頃は時間がかかり、1個の球を作るのに40〜60分かかるかもしれませんが、慣れてくると20分くらいで1個作れます。
吊るすための糸部分がどうしても足りない場合は、別に白い糸を用意して縫い付けて使ってもいいです。
濃淡の順番が分かりやすくなるよう目印をつけるか、順番に棒に結びつけておくかしておきましょう。微妙な濃淡の差が分かりにくい場合があります。


等間隔になるように棒に結びつけていきます。
濃い色が一番長くなるようにして、球の上部が隣の球の中心部に来るように長さをずらして吊るします。


棒には2、3回巻きつけてから結び、接着剤で結び目を固定してから糸端を処理。



引っかける部分の糸は、余った糸を使いました。キーリングも取り付けます。
糸の長さにはそれほど厳しい取り決めはないようです。



とにかく濃淡に合わせて、糸の長さが変わっていればOK!
私は7、8cmくらいの長さで作りました。
長くするほど絡まりやすくなります。


布細工用の接着剤だと目立ちません。
糸を切ってから、ちょんと接着剤をつけて指で撫でると綺麗に馴染みます。




下から見た感じ。


上から見た感じ。
モンテッソーリ教育:ゴッビモビールの作り方②穴を開ける方法


発泡スチロール球に穴を開ける方法は、主に海外で主流となっています。
穴に何度も通していくため、とても時間がかかります。
一つの球を作るのに50分〜60分必要。


- 発泡スチロール球(直径約4㎝)5個
- 刺繍糸(5段階の濃淡、各色2束)
- ダウエル棒(長さ25㎝、直径3~5㎜)
- キーリング
- 大きな針
- 糸通し(無くても可)
- 穴を開けるためのペン
- 接着剤
- 定規
- はさみ
- テープ
- 発泡スチロール球 4㎝ 80個入 (798円+送料480円)→5個使用=約80円
- 刺繍糸 5色 2束ずつ (110×10+送料220円)1320円
- 竹ひご (110円)
- キーリング(110円)
他のモビールで買ったものを使ってるため、発泡スチロール球と刺繍糸代だけです。約1400円


鉛筆やボールペンで穴を開けます。


これでも穴は小さい方ですが、途中で、再度、穴を広げながら作成していきます。


針で穴の中に糸を上から下に通して、巻きつけていきます。


ひたすら巻きつけていきます。
糸が足りなくなったら、テープで留めて、初めと同じようにします。




【色見本】ゴッビモビールに使う刺繍糸の種類と色番号おすすめ一覧
ゴッビモビールで使用する刺繍糸の色ごとの推奨番号について、DMC刺繍糸で色番号を紹介します。
DMCは一般的な刺繍糸に比べると絹糸の光沢のようなキラッと感がある綺麗な糸です。
綿糸と絹糸と間のような糸で、絹糸よりも安価に手に入るので、モンテッソーリアンもよく使う糸です。



見本として作ってみましたので参考にしてください。
私はこちらのショップで一括購入しました。刺繍糸を買う数だけ買い物カゴに入れて、注文画面の記入欄にて番号をお伝えするだけでまとめて色を用意してもらえます。


ティール(緑と青の中間色)


色番号: 3811、3766、3810、3809、3808
ブルー


色番号: 796、797、798、799、800
グリーン(黄緑寄り)


色番号:703、702、701、700、699
グリーン(濃い緑で青寄り) 909、910、911、912、913
イエロー


色番号:745、744、743、972、742
レッド


色番号:349、350、351、352、353
クランベリー (暗い赤): 816、3831、3832、3833、761
ピンク


色番号:600、601、602、603、604
紫とピンクの中間色 : 3608、3607、718、917、915
パープル


色番号:211、209、553、552、550
本物に近いゴッビモビールを購入できるAmazonや楽天市場のショップ
本物に近い形の設計モビールがありました。
本物のゴッビモビールを購入したい人は公認教具を販売する会社から買うといいかもしれません。


おわりに
ゴッビモビールを各色作る場合は、日本式の作り方をお勧めします。
シルクのゴッビモビールも美しいですが、刺繍糸で十分に美しい色彩を感じることができるのでおすすめです。

