モンテッソーリ教育のダンサーモビールを作りたいけど、色んなDIY動画やネット情報が溢れていて、公式のダンサーモビールに近づけるにはいったいどうしたらいいのかわからない…

本物に近いダンサーモビールを手作りしたいけど…型紙とかってあるの?
そこでこの記事では、できるだけ公式に忠実なダンサーモビールを作るためにはどうしたらいいか、公認教具や世界中のモンテッソーリ教師が紹介するモビールの情報を参考にまとめてみました。
- 国際モンテッソーリ協会(AMI)認定教師
- 0-3歳レベルの養成コースを修了している教師
- モンテッソーリ教具AMI公認の会社




モンテッソーリ教育:公式に近いダンサーモビールの作り方


AMIのモンテッソーリ教師などを中心に色んな情報をかき集めて公式に近いダンサーモビールを作ってみました。



躍動感の溢れる動きを出している、この公式仕様の型紙の入手がめちゃくちゃ重要なポイントだと思います。
伝統的な方法では青と銀の組み合わせがメインとなっているため、当記事では、青銀の配色で作製しています。
コントラストがあり、強弱の違いがはっきりしていれば他の色でも可能です。(例: 銀または金と暗い色の組み合わせ、暖色と寒色の組み合わせなど)。
メタリック紙やホログラム紙が薄い場合、厚紙に貼ることが必要であり、大きさが小さい場合は型紙を一度切り抜いて無駄なく再配置して切り取る必要があるため、工程が多くなります。
今回表示しているのは、のりスプレーの場合の製作時間です。それ以外の接着剤の場合、もっと時間がかかります。



A4用紙に印刷して使ってください。
- 青と銀のホログラフィック紙
- 糸
- アクリル棒(21cm、21cm、16.5cm)
- 型紙(ダウンロード)
- 厚紙
- キーリング
- 刺繍針
- 鉛筆
- のり(スプレータイプがおすすめ)
- はさみ
- ものさし
- 接着剤
- 青と銀のホログラフィック紙(110円)
- 糸(110円)
- アクリル棒(330円+送料160円)
- 厚紙(110円)
- キーリング(110円)
約600円の追加購入で、あとは他のモビールと共有。アクリル棒も他のモビールと共有してるのでもう少し安く作りました。全部購入の場合、930円。アクリル棒にこだわらなければ、100均の竹ひごで構いません。


ダンサー4体分の型紙を切り出しましょう。


折り紙サイズ2枚分という制約がある作製になるため、まずはパーツを折り紙に収まるか並べてみてください。



写真を参考にしていただくとスムーズに配置できます。
接着するのりの種類によっては大幅に作製時間が変わります。
のりだと、かなり仕上がりにムラが出て、ホログラムの表面も汚れるので、かなり神経を使う作業でした。
両面テープ、テープのりも、ホログラムの表面にムラができたり、汚れてしまいがちでした。
スティックのり、テープのり、両面テープ、スプレーのり、自己接着型シート(シールタイプ)と試してみましたが…シールタイプとスプレーのりが効率よく作製でき、仕上がりも綺麗です。


のりスプレーはDAISOに売っていました。
貼り直しが出来たので良かったです。
感覚としては剥がせるシールみたいな感覚で作業できました。
何度も貼り直していると、さすがに粘着力がなくなり、端っこから剥がれてきましたが、後からその部分だけスティックのり補修したら綺麗に仕上がりました。



スプレーのりは屋外で使用した方がいいかも。新聞紙を敷いてやったものの床が若干べたつきました…。


銀色のホログラムペーパーを貼ったら切り取ります。


型紙の印を参考に全てのパーツに穴を開けておいてください。


穴を開けた後は、青のホログラムペーパーを貼りつけて切り取ります。
STEP2と手順は同じですが、今度は、裏側に貼り付けますので、ホログラムペーパーへの配置は反転させた形でやってもらうとうまく行きます。



頭がどれか分からなくなるので、あらかじめ何か自分で目印をつけるといいかも。
STEP4と同様に、開けた穴の位置を確認して、穴の再貫通をします。


まずはパーツごとに並び替えてください。


パーツ同士を組み立てていきます。
輪っかになるような形で糸を通していってください。


結ぶ時は鉛筆などを挟み、固結びしてください。


鉛筆を抜くと、いい感じの間隔でパーツを接続できます。


接着剤をつけたら、いらない糸端は処理してください。


ちなみに、使用している意図はこれです。太すぎると、糸が目立つので、あまり太すぎず、丈夫な糸を選んでください。


4体のダンサーを組み立てます。
頭の上の糸はSTEP8の図を参考に、少し長めに切っておいてください。


下の段から順番に吊るしていく。


バランスを取るのは最後なので結ぶ時点ではそれほど気にしなくていいです。


アクリル棒はこちらを使用しました。


下から順番に平行になるようにバランスを調整して、完成です。


パーツが独立しているので、色が入れ替わったりして面白いです。
かなり、本家に近い形で再現できたと思います。
- 紙を両面(青、銀)に貼り合わせてから型を切り出す。
- 型紙を紙に固定し、ずれないようにする。
- 型を切り抜く。型紙には4体のダンサー(A, B, C, D)と、それぞれの糸を取り付ける点が記載されている。
- フィギュアを切り抜く。
- 【以降は同じ】
本物に近いダンサーモビールを購入できるAmazonや楽天市場のショップ


本物に近い形の設計モビールがありました。
本物のダンサーモビールを購入したい人は公認教具を販売する会社から買うといいかもしれません。


おわりに
いかがでしたでしょうか?
恐らく、公式に近い形を再現できる方法は、こちらの記事でしか紹介していないと思います。
実は、吊るし方が違うバージョン(左右対称吊り下げバージョン)もありますが、こちらが公認教具と同じ形になるため、優先して紹介してみました。
ぜひ、参考にしてみてください。