言葉(語彙)の爆発期:2歳での体験談とその変化

言葉の発達には個人差があり、特に「言葉の爆発期」と呼ばれる時期は子どもによって異なりますが、多くの子どもが2歳前後にその兆しを見せます。

ここでは、2歳2ヶ月から始まった我が子の言葉の爆発期の成長を振り返りながら、どのような変化が見られたかを具体的にご紹介します。

我が家は、感覚過敏&不器用っ子なので、色々と習得がゆっくりペースですが、参考にどうぞ。

目次

娘2歳2ヶ月:言葉の爆発期前兆

この時期から徐々に2語文が使えるようになり、例えば「くつ、ない」「かに、いない」といった短いフレーズを頻繁に耳にするようになりました。

物の有無を伝える簡単な表現が増え、「くつ、あった」のような言葉の使い方も見られるようになりました。

特に、テレビのキャラクターである「おさるのジョージ」のモノマネをすることで、言語表現が遊びの一環として育まれたのも印象的です。

まな

ちなみに、言葉の爆発期の前兆については、こちらの記事にてまとめてます。

娘2歳3ヶ月:3語文が増加

次の月には3語文が少しずつ増え、おままごとの遊びも活発になってきました。

「あちっ、ゆげ」(ゆげが熱い)「こぼ(れた)」など、おままごとのおかげで表現力が上がった気がします。

「おしゃ、じょーじ、みる」(おさるのジョージ見る)「○○(名前)、くさ、ぬく」といった3語文を使うことで、状況説明や要求ができるようになりました。

「じゅーす、のむ」「わんわん、いた」「おおきい、くじら」「ちっちゃい、くじら」「ここ、すわって」など2語文も日常的に使いこなすように。

まだ不完全な表現「か、か」(さかな)など全体が言えない単語もまだありましたが、これまで言えなかった単語やフレーズが徐々に発音できるようになり、自分の名前を言えるようになったことも大きな進歩です。

まな

ただ、「お名前は?」という言葉と名前は繋がっていません。

娘2歳4〜5ヶ月:助詞と過去形の使用

この時期になると、助詞や過去形の使い方が見られるようになりました。

「おうちへ、かえった」など、少しずつ助詞を使ったり、過去形を使ったりすることで表現が豊かになってきました。

また「じぶんで」が口癖になり、何でも自分でやりたいという自己主張も始まりました。

娘2歳6ヶ月:効果音や終末詞の使用

言葉の表現力がさらに豊かになり、効果音や終末詞を自然に使い始めました。

「じゃじゃーん」などの効果音を付け加えたり、「おちたぞ」といった終末詞を用いることで、感情や状況をより具体的に伝えることができるようになりました。

特に排泄の習慣に関しても「おしっこ、かえる」「うんち、かえる」などのフレーズを復唱するようになり、自立への一歩が見られました。

娘2歳7ヶ月:表現の幅と使い分け

この頃には、さらに複雑な表現が使えるようになり、「たいへん」「どうしよう」といった抽象的な感情を表す言葉も増えてきました。

また「おいしそう」「おいしい」「おいしかった」など、微妙なニュアンスを使い分けることができるようになり、食事の際にも自分から感想を述べることが増えました。

お絵描きでは描いたものを「き」「くさ」などと説明するようになり、言葉を通じた自己表現が進化していきました。

まな

「とうちゃん、○○、して」「かあさん、○○、して」と動作の主語がつくことも多くなったように思います。

娘2歳8〜9ヶ月:3語文や多語文が増加

以前は「たっつーの」と呼んでいた「たつのおとしご」も正しく言えるようになりました。

今まで一部しか言えなかったような長い単語が言えるように。

ぬいぐるみで一人で会話ごっこ遊びが始まったのもこの時期。

「やぁ」「あそぼう」など1人で2役していました。

「あけろ」「たべろ」「つけろ」と命令形の言葉が多くなった感じです。

まな

全体的に3語文や多語文が日常的に出てくるようになりました。

娘2歳10〜11ヶ月:否定語と外国語への興味

2歳10ヶ月になると、否定語の使用が顕著になり行動や意思をより明確に伝えるようになりました。

娘:でしさん

しない!食べない!いらんの!

英単語が自然と会話に混じるようになり、海外の子どもの動画への興味も見られるようになりました。

まな

我が家は母国語優先を考えており、おうち英語には力を入れていませんが、メディアからの影響は大きいですね。

長いフレーズや長い歌(国内外問わず)も何度か繰り返し聴くことで全体を覚え、自然に口にすることが増えました。

娘3歳0ヶ月〜1ヶ月:文章を組み立てる

突然長文での文章の頻度が上がりました。

娘:でしさん

朝ごはん食べてから洗濯物する

娘:でしさん

おかあさんとおとうさんと でしさん(娘)の3人で

YouTubeのセリフを覚えて再現しているだけだったり、おうむ返しでの会話が多くて、一時期は、自分の言葉で自分の気持ちを表現出来ていないんじゃないかと心配したこともありました。

もちろん、おうむ返しが完全に無くなってるわけではありませんが、言葉を組み合わせて、新しい文章を自分で考えて作っています。

まな

「わたし」「ぼく」という言葉に興味を持ち、両方をたまに使います。

「悲しかった」「まだ遊びたい」など、以前までは言葉ではなく態度だけで示していた部分も、言葉で自分の気持ちの表現をすることが多くなりました。

まな

数にも強い興味を持ち始めており、あらゆるものを数えています。

おわりに

言葉の爆発期は、単に単語数が増えるだけでなく、助詞や動詞、感情表現、さらには外国語の取り入れなど、子どもの言語能力が一気に広がる時期です。

この時期に、遊びや日常の中で言葉を学び吸収する様子を観察することで、親としても子どもの成長を感じることができました。

まな
幼児教室指導員 / おもちゃコンサルタント
モンテッソーリ理論の理解を深め、おうちモンテッソーリに応用する方法を研究中。医学論文や育児書を読み漁るのが好きな1児ママ。田舎で3歳児を子育て中。国際モンテッソーリ資格有。

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