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物・おもちゃを投げる子への対処法
1歳、2歳・・・幼い子どもが物を投げる行動は、多くの親が直面する共通の悩みです。
いくら「やめて!」と止めても、エンドレスに物をポイポイと投げ続ける魔のポイポイ期。
実は、この行動には大切な発達過程が隠されているのです。
本記事では、物を投げる子どもへの対処法を、モンテッソーリ教育の視点からご紹介します。
物を投げたくなる背景を理解する
子どもが物を投げる行動は、単なるいたずらではなく、成長の一環として現れる「敏感期」の一つです。
モンテッソーリ教育では、子どもが自らの成長段階に応じて、特定の行動を繰り返すことを自然なことと捉えています。
物を投げることで手と目の協調性を学び、空間認識力を磨く重要な機会となっています。
そのため、無理にこの行動を止めようとするよりも、自然な成長の一部として理解し、適切な方法でサポートすることが大切です。
この欲求を満たさないと、逆にポイポイ期が長引いてしまう可能性もあります。
子どもが物を投げる理由を考えると、その背景には「探求心」や「好奇心」があることが多いです。
例えば、物がどのように飛ぶのか、どこまで届くのか、どのような音がするのかなど、子どもはさまざまなことを試して学んでいます。
このような知識の獲得プロセスを、モンテッソーリ教育では大切にしています。
だからこそ、投げる行動を単に「迷惑」と感じるのではなく、子どもの発達の一環として受け入れ、そのエネルギーを適切に発散させる方法を考えることが重要です。
投げてはいけないものへの対策
とはいえ、何でもかんでも投げさせるわけにはいきませんよね。
そこで大切なのは、投げても安全なモノを準備することです。
投げられては困るものは予め見えないところにしまうことをおすすめします。
柔らかいボールやクッション、プラスチック製の安全な物など、子どもが投げても問題のないアイテムを選びましょう。
これにより、子どもは投げる欲求を満たしながらも、安全に遊ぶことができます。
モンテッソーリ教育のアプローチでは、子どもが自らの行動をコントロールできるよう、環境を整えることが重視されています。
おもちゃ選びもその一環です。
適切なものを投げることで、子どもは満足感を得て、自然と投げる行動が減少していくでしょう。
モンテッソーリ教育では本物重視の傾向があり、ガラス製のものを取り入れるべきでは?と思うかもしれませんが、投げる時期に渡しても欲求が抑えきれず投げてしまうだけになります。
その行為がある程度落ち着いてから導入するほうがいいと思います。
子どもの手が届く範囲に投げても安全な物だけを残すことで、投げる行動に対してストレスを感じることなく、親子ともに穏やかな時間を過ごすことができます。
投げる行動が落ち着くまでサポート
最終的に、子どもが投げる行動に満足すると、自然とその行動は消えていきます。
だからこそ、焦らずに子どもが自ら学び取る時間を尊重し、適切なサポートを続けることが大切です。
モンテッソーリ教育では、子どものペースに合わせたサポートが推奨されており、成長のリズムを大切にすることで、無理のない発達が促されます。
我が家の娘も2歳前後くらいまでポイポイしてましたが、気がついたら物を投げることはなくなってました。
ボールは投げますけどね(笑)
このポイポイ期は一時的なものであり、適切なサポートをすることで自然と終わりが訪れます。
おわりに
子どもが物を投げる行動は、誰もが一度は経験する成長のステップです。
モンテッソーリ教育の視点から、投げる行動を理解し、適切なサポートを提供することで、この時期をスムーズに乗り越えられるはずです。
おもちゃ選びや環境の整え方を工夫し、子どもと一緒に成長を楽しむことが、何よりの解決策となります。