モンテッソーリ教育って、どんなふうに子どもをサポートするものでしょうか?育児が楽になる関わり方とは?
『マンガモンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね』原作:相良敦子 マンガ:あべようこ
魔の2歳児のあるあるな日常風景から出発するマンガです。
主に3〜6歳ごろの子たちが自立するために、自立の願望の聞き取り方、それへの応え方を示されています。
日本でのモンテッソーリ教育の第一人者と言われている故・相良敦子先生の原作マンガです。
日本人著書のモンテッソーリ教育は相良先生のものがおすすめ!
理論を深く、モンテッソーリの濃い世界を伝えてくださいます。
原作は活字の本でびっしりですが、マンガではそれをイラストにしてくれて、視覚的に分かりやすい編集。
誰もが日常生活の中で育児の中で経験する場面をリアルに描いており、また、その困った場面をおうちモンテッソーリで解決していく様子が描かれています。
モンテッソーリ教育の輪郭を捉えていくことが出来るような内容です。
コラムなどの活字ページは数ページずつ差し込まれる感じなので、割合で言うと、ほぼマンガな本。
モンテッソーリ教育のベースとなる理論がとても自然にマンガの中で分かりやすく解説されているので、とても濃厚。
教具に関しては触れませんので、おうちでのモンテッソーリ教育や日常生活の練習など、主に、おうちでのモンテッソーリの活かし方にヒントをくれる本です。
- 随意筋について
- 敏感期について
- 知性について
- 子どもを正常化する活動
について、主に解説されています。
教具について書いてないと言うと、不完全さを感じてしまう方がいるかもしれませんが、そもそもモンテッソーリ園でおこなうモンテッソーリ教育とお家でするおうちモンテッソーリは全く別のものです。
いきなり教具・教材を渡すのではなく、まずは子どもの観察、そして、日常生活の練習と感覚教育なので、まずはその部分の理解を深めるようにしましょう。
教具のことを知るのはその先です。
こちらのマンガとあわせて読むだけでも、正しいモンテッソーリ教育を取り入れることが出来るようになると思います。
字が多い本が苦手という人にはとてもおすすめのモンテッソーリ初心者の本です。