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歯列矯正中の痛みって?痛む場面15パターン、ダントツの痛みはコレ!

歯列矯正してみたいけど、痛いのかな?どんなふうに痛むの?
もしくは矯正やり始めたけど、これからどんな痛みが待ってるの?
もしも対処法とかあるならば知っておきたい!
そんな方に向けて、私の経験をお話する。

出っ歯を治したくて・・・
上顎の両4番を抜歯して、マルチブラケットによる表側矯正後、裏側矯正とマウスピースの併用で治療をしている。
多分、治療が進むにつれて新たな痛みが出てくると思うが、とりあえず対策とともに自己記録を残します!






マルチブラケット矯正とは?
歯をワイヤーで締め上げながら動かす手法。
左右の奥歯に金属帯冠を装着してワイヤーをかける準備。この奥歯がワイヤーを引っ張る支えになってくれます。
いくら歯にワイヤーを渡しても、ワイヤーだけでは歯からすっぽ抜けてしまうので、マルチブラケットっていう部品を、動かす歯1本ごとに接着剤で貼っていくそうです。
このマルチブラケットにワイヤーを固定して歯を締め上げて歯並びを整えていきます。






痛みの種類は様々?
矯正をしていると様々な痛みにぶち当たることに。
歯を動かすわけだから痛みが伴うのは不可避。
でも、前もって知っておけば軽減出来る痛みもあるので、一通りの痛みを知って、今のうちに覚悟を固めておきましょう。
処置があるであろう順番で痛みをお伝えしていきたいと思います。
マルチブラケット(表側)歯列矯正による痛み
セパレートのゴムを入れ込むとき
マルチブラケットによる治療を行う際、歯を引っ張る土台となってくれる奥歯に金属バンドをはめることになります。
でも、金属バンドをはめるとなると、歯の周囲に、その分の隙間を確保しなければ装着することが出来ないんですね。
そこで、奥歯の周囲に隙間を作るという治療が開始されるのですが、大抵の人は歯間に隙間がない状態からのスタートになります。これがまず痛みの始まりというわけ。
器具を使って歯間を押し拡げて、セパレート用のゴムを押し込む。まぁ、この器具を使って歯の隙間を確保する時にかかる瞬発的な負荷力がかかって、これがとにかく痛い。






セパレートのゴムを入れて生活するとき
歯と歯の離開を行うために歯間にゴムを挟んで生活を続けます。入れる時に負荷が強く、瞬発的な痛みがあったものの、入れた後は特に痛まなかったです。






と思ったのだが、時間が経つにつれて状況は一転。
鋭利な痛みではないものの、じわじわと鈍い圧痛がくすぶり始めたんです。
歯を食いしばった時にだけ出現する痛み。それから数日間ほど続きました。
噛み締めた時にしか出ない痛みなので、食事が憂鬱に。
歯がある程度動いてくると痛みが引くので、それまでの辛抱・・・
出来れば奥歯の痛みが落ち着くまでは流動食のようなものやお粥のほうが食べやすい。
金属帯冠を入れてから数日間
歯間に十分な隙間が出来たら、金属バンドを奥歯にはめるのですが。
離開のためにゴムを入れていた時と同じように数日間は異物感と噛み締めた時の痛みが出ます。歯を動かす痛み。
この期間ではセパレートゴムを入れてたときと同様に、奥歯の痛みが落ち着くまでは流動食のようなものやお粥のほうが食べやすいと思います。






ワイヤーを締めるとき
マルチブラケットにワイヤーを通して固定をするが、これもめちゃくちゃ痛い。
歯が縛り上げられていくぅぅ~~って感じの負荷がかかる痛み(笑”)






ワイヤーを締めてから数日間
ワイヤーを締めた時は瞬発的な痛みだけなので安心してしまいますが、ワイヤーを締めてから1週間くらいは歯が全顎的に痛みます。
この痛みには個人差があり、次の調整までずっと痛かったという人もいるよう。
なるべく食いしばらないようにしましょう。
ワイヤー交換のとき
毎月、段階的に太いワイヤーに交換していきます。
痛みはワイヤーを締める時とほぼ同じだが、交換する際には、ワイヤー除去という処理が新たに加わる。これが少し痛い。
歯一つ一つにかかってるゴムを外す時やワイヤーを切る時なんかは痛くて。締める時よりかは全然マシな痛みですが。






抜歯当日から翌日(抜歯有りの矯正なら)
抜歯をする人、非抜歯の人といると思うが、抜歯がある人は痛みがあるのでお伝えしておきます。
麻酔導入時に麻酔薬剤注入の痛みがあります。その後は薬が効いて麻痺するので何も感じない。
ただし、麻酔が切れたあと、鈍い痛みが迫って来る。






少しだからと甘く見て放置していたら、後にうずくまるような痛みに進展する可能性あり。
ちなみに私の場合は翌日も痛みが残っていました。(翌々日には痛み消失)
複数本の抜歯が必要な場合は、日にちを分けて抜く可能性あり。
食事をするとき






こんなに痛いものだとは正直想像していなかったです。
この期間では、高野豆腐や肉ジャガすら狂気的。輪郭がハッキリとある食べ物は硬さがあるので、噛む時、絶対に負荷がかかってしまう。
ウィダーを摂取したこともあったのですが、前歯を治してる人は吸う系はやめといた方が良いかも。
吸う時にかかる歯への負担が意外にあったので。
ワイヤーを締めてもらった後の数日間は特に痛みが強く、物を噛むことに恐怖を感じてしまう。






冷たい飲み物を飲むとき
氷を入れた飲み物はもちろん、冷蔵庫で冷やしてある飲み物をそのまま飲むと、とんでもない痛みに遭遇します。
絶対にオススメしない!!
私的に今のところ、我慢出来ないダントツNo. 1の痛み。歯を金槌で殴打されたような痛みがガンガンに来る!
矯正中は歯を動かすので、歯に隙間が出来たり、知覚過敏が起きやすい環境が整っているよう。






装置材料の変わり目に口内炎が出来やすい
チェーンタイプのゴムを装着して1週間くらい、直径8mmほどの口内炎が両側に出来て苦しみました。
矯正を始める際に「口内炎になりますので頑張ってください」と予め言われてたが、私の場合、半年間は装置入れてても全然出来なかったんですよね。
それが、材料が変わった途端に1cm近い口内炎が両側に。
しみてしみて、口を開閉するたびに装置が擦れて本当に痛い。喋るのもツラいし、食べるのもツラい期間でした。
よく効くよということで友達から口内炎パッチを恵んでもらい、大変お世話になりましたとも。






噛み合わせが悪い歯が頬に刺さる
上下の歯の噛み合わせがズレている人の場合、歯並びを治す過程で、歯の反対側の唇や頬粘膜に歯が刺さります。
歯並びが治るまでしばらく刺激が続くが、いずれは消える痛み。
しばらく我慢するしかない。






装置除去し、研磨する時
イメージとしては装置除去の時が一番痛いのかと覚悟してたんですが、想像よりは地味な痛みでした。
装置除去の瞬間は、ほぼ痛みなし。
ただ、装置を外した後の歯に接着材料が残ったままなので、これを研磨する処理をしてもらうんですね。
これが、研磨器材の振動が歯から伝わってくるんですが、まるで虫歯の歯を削る時のドリルみたいで。






裏側矯正による痛み
2018年12月から裏側矯正に切り替えました。まだ牽引は開始していないです。
出っ歯の裏側矯正をする人は、ワイヤーを内側に向かって引っ張る必要があります。
表側矯正に比べ裏側矯正というのは歯を内側に引っ張る力が弱くなってしまうそうで、インプラントアンカーというネジを埋め込んで、そこにワイヤーかけて引っ張る支点とするそう。
これは使う人と使わない人がいるので、歯並び次第。
私は牽引する力が足りなかったので、埋入してもらうことに。
インプラントアンカーを埋入後数日間
インプラントアンカーを使用する人は、埋込術後数日間は鈍い痛みが。
とても簡易な手術でした。(私は口蓋に2本打ち込んだ)
手術時は局所麻酔を使うので、薬剤注入用の針でチクッとした後は麻酔で麻痺するので大丈夫なんだが、やっぱり麻酔が切れると痛みがある。






マウスピース矯正による痛み
2018年12月から裏側矯正切り替えに伴い、並行してマウスピースによる矯正も行っています。(夜間のみ)
朝起きたとき
マウスピースをつけて起きると、朝方、歯にかかってる多少の負荷で違和感程度の痛みがあります。
他の矯正法と比べると痛みは皆無に等しいです。






インプラントアンカーのキャップを除去する時
インプラントアンカーが定着するまでしばらく、ネジのように先がとんがっているアンカーの頭にキャップをつけて過ごしていました。
定着確認が終わり、アンカーにワイヤーをかけて牽引をすることになったとき、キャップを外す作業があったのですが、癒着が激しくて除去作業に激しい痛みがありました。アンカーに負荷がかかって、根元の骨に痛みがグイグイ。
勝手に痛みを格付け
瞬発的な痛み
- 冷たい飲み物を飲むとき
- インプラントアンカーのキャップを除去するとき
- ワイヤーを締めるとき
- セパレートのゴムを入れ込むとき
- ワイヤー交換のとき
- 食事をするとき
- 装置除去し、研磨する時






持続的な痛み
- 装置材料の変わり目に口内炎が出来やすい
- セパレートのゴムを入れて生活するとき
- 金属帯冠を入れてから数日間
- ワイヤーを締めてから数日間
- 抜歯当日から翌日(抜歯有りの矯正なら)
- 噛み合わせが悪い歯が頬に刺さる
- インプラントアンカーを埋入後数日間






ほぼ痛みなし
マウスピース矯正による痛みは、ほぼ痛みを感じませんでした。
まとめ






耐えられない痛み。でも、これは冷たい飲み物を飲まなければ出会うことはない痛みなので、極力矯正中は避ければ大丈夫!
いかがでしたか?
なんだか歯列矯正するのが怖くなって来た・・・ってなっちゃったかも?
でも、歯並びを治したければ必ず通らないといけない道。
一生続く痛みではないから、それを励みに頑張っていくしかない(笑”)
個人で歯並びも違うし、この全てを経験するわけではないと思います。もしかしたら、これ以外の痛みに遭遇するかもしれない。






ずっと歯並びを気にして自分に自信を持って生きて来られなかった時間・・・
本当に無駄な時間を過ごしてしまってました。
なぜ、もっと早く決断出来なかったのか悔やまれてならない。
痛みは伴いますが、本当に変身する!これからチャレンジされる方、ぜひ、痛みを覚悟して立ち向かって欲しい。そして、予防出来る痛みは極力予防を心がけてくださいね。