ハンマー&釘打ち好きな3歳の娘のために、100均材料でハンマートイを作りました!
叩きたい敏感期は結構長く続いておりまして、ハンマートイでの遊びがとにかく大好きなので、早く釘打ちの教具を整えたいと思っていましたが、ようやく重い腰をあげまして…作りました。
早速、娘に提供したところ…

コレ何〜?やってみるー!



かなり良いものが出来たので、食いつき良く、集中現象が起きました。
ハンマートイ好きな子はハマること間違いなし。
手作り教具は全くお勧めしない私ですが、これは、お勧めできる(笑)
手作りの教具を作る際は、本当に、難しくて。
活動がスムーズにいくこと、つまずきが出ないような仕組み、「出来た!」が感じやすいこと、手順がシンプル(なんとなく見た目からやり方が分かるレベル)などが条件だと思いますが、これがとにかく手作りだと条件を満たせないことが多い。
おもちゃだと5000円ほど出せばちゃんとした物を買えますので、手作りの時間が惜しいという人はこちらをどうぞ。





モンテッソーリ教具の販売会社で売られている製品も、これと類似しています。
釘打ちの活動(ハンマートイ遊び)で得られる効果
モンテッソーリ教育における釘打ちの遊び(またはハンマリング)の目的・ねらいについては次の通りです。
1. 手と指の巧緻性(こうちせい)の向上
釘打ちは、指先や手首を細かく動かす必要があるため、手や指の巧緻性を鍛えるのに効果的です。これは、のちの鉛筆の持ち方や書く力、ボタンの留め外しなどの動作にもつながります。
2. 目と手の協応(コーディネーション)を育む
ハンマーを使って釘を打つ動作は、目で釘の位置を確認しながら手を正確に動かす必要があります。この「目と手の協応」は、スポーツや楽器演奏、工作など、さまざまな活動に役立ちます。
3. 集中力の向上
釘を正しく打ち込むには、じっくりと集中する必要があります。子どもは「今やっていること」に意識を向けることで、持続的な集中力を養うことができます。
4. 自信と達成感を得る
釘がしっかり打てると、「できた!」という達成感を得られます。この成功体験が自信につながり、次の挑戦への意欲を育てます。
5. 空間認識力や問題解決力を養う
釘を打つ位置や角度を考えることで、空間認識力や論理的思考が鍛えられます。また、「どうすればまっすぐ打てるのか?」を試行錯誤することで、問題解決力も育まれます。
【100均材料でDIY】簡単ハンマートイの作り方


3歳未満注意!パーツが小さいため、まだ、誤飲の恐れがあるお子様の使用は絶対におやめください。
- コルクボード(セリアが分厚くておすすめ!)
- スポンジタイプ薄めのタングラムなど
- 小さな入れ物(釘用)
- 釘
- ハンマー(小さめ)


釘を打ち込んでも地面に穴が開かないように、釘の長さを見越してコルクボードの厚みを調整します。
セリアのコルクボードは厚めなので、我が家は2枚でチャレンジしてみました。
長めの釘を最後まで打ち込まれると床に穴が開きますので、3枚あると安心です。



ボンドで接着しました。


マグネットが付いているタイプのスポンジはカッターを使って剥ぎ取りました。


シールタイプは2枚を貼り合わせました。


容器は透明で外から見えるようになってるもの、蓋の開閉が複雑すぎないものを意識しました。





完成です!
3歳娘が実際にハンマートイで遊んだ様子
危険な道具を扱うため、ご家庭の判断・責任において実施ください。


縫い刺しの活動でもやる「穴あけのお仕事」も出来ちゃいます。
カルコでやるのとそう変わらない要領でブスブス刺してました。


木材やダンボールの時と違い、打ちつけた時のトントン音も吸収してくれて、防音気味。
コルクボードって吸音力すごいです。


カナヅチと端材、カナヅチとダンボールなど色々な組み合わせでやってもらったことがあるのですが。
木材は一度開けた穴の中に打ち込んでいく方法でないと難しいですが樹種によって硬く、大人ですら釘打ち困難…(もしも木材でやるならスギ板が柔らかくてお勧め、ヒノキ硬い)
ダンボールは不安定&ほぼ指で突き刺せちゃうので、出来た感が薄かったんですよね。


打ちつけるパーツに関しては、フェルトなどでも代用できるかもしれませんが…


ですが、できれば、スポンジのこれ、理想的です。なぜなら、突き刺さって自立してくれるので、釘が打ちやすいんですー!
釘を指で持つのが怖いという場合でも上手く打てば、持たないままでも打ち込めちゃいます。
1. 子どもに合ったサイズの道具を使う
軽めの木製ハンマーや、子ども用の小さな金属ハンマーを用意する。
釘は短めのものや、安全性の高いプラスチックの釘でもOK。
2. 安全を確保する
釘は短めのものや、安全性の高いプラスチックの釘でもOK。
指を打たないように、釘を挟む道具(洗濯バサミなど)を使うと安心。