一時期、育児ノイローゼ状態に追い込まれた私の体験談も含めてお話しします。
この記事を読めば、つらい子育ての出口が見えるかも!
子どものことが嫌いなわけではないけど、子供と距離を置きたくなったり、心の余裕がなくなると、つい口調がキツくなり子どもに当たってしまうことも。
物を乱暴に投げたり、打ちつけたり、買い物しながら涙が止まらなくなったり、一日中、涙が出たり止まったりの感情ジェットコースター。
遺書を書いて、死にたい気持ちでさまよっていました。
夜泣き、偏食、知育、終わらない家事…気づけば自分の時間なんてどこにもない。
毎日毎日同じことの繰り返しで、刺激がない。
子どものために尽力する毎日の中で、ふとした瞬間に感じる孤独と疲れ。
心が折れそうになること、ありますよね。
子育てってこんなに辛いものなのか?
何でこんなにつらいの?
これ、いつ終わるの?
ゴールの見えないトンネルを歩いてる気持ちになりませんか?
実は、人によって、子育てを辛く思う理由が違います。そして、その度合いもそれぞれ違うんです。
子育てがつらい理由さえ分かってしまえば、それぞれ対処する方法は存在します。
まずは何が辛いと感じているのか?分析してみましょう。
あらゆる理由をまとめてみました!
- 育児の孤独感やストレスを抱えている人
- 子どもの夜泣きやイヤイヤ期に困っている方
- 周囲のサポートが得られず一人で育児をしている方
- 育児に対する不安やプレッシャーを感じている方
- 子育てに関する情報やヒントを探している方
まな
幼児教室指導員 / 国際モンテ資格有
田舎暮らしで育児ノイローゼを経験。子どもの発達を学ぶことで子どもの行動が理解できるようになり、育児負担軽減。幼児教育を極めることに魅了され、その道に進む。モンテッソーリ園が近くにないため、往復2時間の教室通い。教具なし&自宅で活かせるモンテッソーリ理論を研究中。
子育てがつらいと感じる瞬間とは?
「子育てがつらい」と感じるのは、多くの親が共感することです。忙しい毎日の中で、ふとした瞬間に心も体も疲れてしまうことがあります。この記事では、「自由時間がない」「身体的疲労」「精神的ストレス」など、親が抱える代表的な悩みを取り上げます。
具体的な子育て悩みの負担軽減方法は、後からまとめてご紹介します。
自由時間がない
何をするにも子ども優先で、自分のことが後回し。
ほんの少しでいいから、静かな時間がほしい。
子ども中心の生活が続くと、自分の時間がなくなり、「一人になりたい」と強く感じることがあります。特に育児と家事が終わらない無限ループに追われると、心に余裕を失いがちです。
身体的疲労
子どもの遊び相手がたいへん!
夜泣きで何度も起きて、慢性的な睡眠不足。
育児は体力が必要です。抱っこやおんぶ、夜泣きの対応、そして家事が重なると、体が悲鳴を上げてしまいます。子どもの年齢が増すごとに活発さを増し、体力的に過酷さはレベルアップしてしまうので、覚悟が必要です。
精神的ストレス
自分が思い描いていた子育てと現実が違う。
周りの親と比べて、自分が劣っている気がする。
育児がうまくいかないと感じると、自己嫌悪や不安が募ります。「ちゃんと育てられているのか」と自分を責めることもあるでしょう。
話し相手や相談相手がいない
子ども以外と話していない日が続く。
相談したいけど、誰に話していいか分からない。
特に核家族やワンオペ育児では、大人と話す機会が少なく、孤独感を感じやすくなります。まだ、子どもが喋れない時期だと、全く誰とも会話がないまま一月を過ごしてる…なんてことも。
ワンオペ育児の増加
夫(妻)が忙しく、ほとんど育児を一人でこなしている。
休む暇がなく、気が休まらない。
一人で家事や育児をすべてこなす「ワンオペ育児」は、心身の限界を感じやすい状況です。家事・育児時間の国際比較すると、日本の父親の家事・育児時間は平均2時間程度と、国際的に見て低水準です。
毎日同じことの繰り返しで刺激がない
毎日が同じで、気分が沈む。
何か新しいことを始めたいけれど、時間がない。
育児中はルーティンワークが続き、刺激のない日々に退屈を感じることもあります。
社会的サポートの不足
頼れる場所が少なく、孤立している気がする。
もっと地域の支援があれば助かるのに…。
地域のサポートが十分に行き届いていないと、育児が孤独になりがちです。支援サポートの形は地域によって異なり、地方自治体ガチャで貧乏くじを引いたならば、残念ながら、自力で子育てのつらさを克服する必要があります。
住んでる地域の自治体サービスが微妙な場合、市外の子育て支援のしくみも利用できる場合もあるので、思い切って市外に出かけてみるのもありです。
子どもの遊び場不足
公園が混んでいて、のびのび遊べない。
室内での遊びがマンネリ化してきた。
安全で自由に遊べる場所が少ないと、子どもを遊ばせる選択肢が限られます。子どもに一日中付き合って活動するのもネタを考えるのがしんどいです。
言葉の発達に関する悩み
言いたいことが伝わらず、子どもも自分もイライラ。
周りの子よりも言葉の進みが遅い気がする…。
特に幼児期の子どもとは意思疎通が難しく、どう伝えたらよいのか悩むことがあります。
偏食で子どものご飯作りがつらい
せっかく作ったご飯を食べてもらえないと悲しい。
同じメニューばかりで栄養が偏るのではと不安。
好き嫌いが多い子どもに合わせた食事作りは、親にとってストレスになることがあります。
子どもが昼寝・夜寝しない
せっかく寝かしつけようと頑張ったのに、全然寝ない…。
寝ない子どもにイライラしてしまい、自己嫌悪になる。
子どもが昼寝をしてくれないと、自分の休息や家事の時間が確保できず、「どうして寝てくれないの?」とイライラすることはありませんか?
子どもに寝てほしいと願う親の気持ちと裏腹に、子どもが元気に遊び続けると、つらさが倍増します。
知育方法が分からない
他の親がやっていることと比べて、自分が足りていない気がする。
うちの子に合った方法が分からない。
子どものために知育を始めたいけれど、どんな方法がいいのか分からない、教材や情報が多すぎて迷ってしまう…と感じる親も多いのではないでしょうか。
子どもの個性によるもの
他の子は落ち着いているのに、うちの子は全然じっとしていない。
どうして周りと違うのか、育て方が悪かったのでは…と考えてしまう。
「兄弟で全然違う」「周りの子どもと比べてしまう」という悩みを持つ親も多いです。
子どもの性格や発達スピードの違いに戸惑い、どのように接すればよいのか分からなくなることがあります。
子育ての悩みを軽減する方法
色んなサービスや施設があります。
無料で出来るものから有料のサービスまで様々ですが、いざという時に、『サービスが有る』ということを知っておくだけでも違います。
本当につらくなって心が折れそうな時に、ぜひ思い出してみてください。
サポートの活用
育児は喜びが多い反面、孤独感や負担を感じることも少なくありません。そんなとき、各種サポートサービスを上手に活用することで、子育ての負担を軽減することができます。
地域の子育て支援センター・子育て支援拠点
子育て支援センターは、各自治体が運営する施設で、子育て中の親子が気軽に立ち寄れる場所です。親同士の交流や育児相談、専門家によるアドバイスが受けられます。
- 子どもが遊べるスペースの提供
- 育児相談や講座(離乳食教室、発達相談など)
- 地域の親子イベントの開催
- 同じ悩みを持つ親同士で共感し合える場となる
- 専門家の意見を気軽に聞ける
オンラインコミュニティ
子育て中の親同士がオンラインでつながり、悩みを共有できるコミュニティです。SNSや専用アプリ、育児情報サイトの掲示板など、さまざまな形で提供されています。
- 育児に関する情報交換
- 同じ年代の子どもを持つ親との交流
- 専門家や経験者からのアドバイス
- 時間や場所に縛られず参加できる
- 自分と同じ悩みを持つ人が見つかりやすい
ファミリーサポート事業
地域のファミリーサポート事業は、子育てのサポートを提供するボランティアと親をマッチングする仕組みです。子どもの送迎や一時的な預かりなどを低価格で利用できます。
- 保育園や学校への送迎支援
- 一時的な子どもの預かり
- 地域のイベントでの子ども見守り
- 比較的安価で利用可能
- 地域の人々との信頼関係が築ける
未就園児の一時保育
保育園や幼稚園で、未就園児を一時的に預かるサービスです。保護者が病院に行く、リフレッシュするなどの際に利用できます。
- 数時間から1日単位の保育サービス
- 定期利用や急な依頼にも対応可能
- 一人の時間を持てる
- 子どもが集団生活に慣れる練習にもなる
保育園による子育て支援事業
保育園では、地域の子育て家庭向けに園庭開放やプレ幼稚園などの支援事業を実施しています。
- 園庭開放:自由に遊べるスペースの提供
- プレ幼稚園:入園前に園の環境に慣れるプログラム
- 保育体験や育児講座の開催
- 子どもが園の雰囲気に慣れることができる
- 保育士との接触で専門的なアドバイスが得られる
家事代行
子育てで手が回らない家事をプロに依頼できるサービスです。掃除や洗濯、料理など、家庭の状況に応じたサポートを提供します。
- 掃除や片付け
- 洗濯やアイロンがけ
- 食事の作り置き
- 育児以外の負担を減らせる
- 家庭が整うことで心に余裕が生まれる
ベビーシッターサービス
認定されたベビーシッターが自宅や指定の場所で子どもの世話をするサービスです。短時間から長時間の利用まで対応しています。
- 自宅での保育
- 子どもの送迎
- 外出先での同行保育
- 子どもが慣れた環境で保育を受けられる
- 保護者の急な予定にも対応可能
宅配食・ミールキット
宅配食サービスは、調理済みの食事や必要な食材を自宅まで届けてくれるサービスです。忙しい育児中の親にとって、食事準備の手間を省ける便利な選択肢となっています。
1. 調理済み宅配食
すぐに食べられるように調理済みの食事が届けられるサービス。冷凍やチルドの形態が多く、レンジで温めるだけで済みます。
2. ミールキット
必要な食材とレシピがセットで届くサービス。調理の時間は短縮しつつ、手作り感を大切にしたい人におすすめです。
3. 子ども向け宅配食
離乳食や幼児食、栄養バランスが考えられたメニューが充実したサービス。アレルギー対応メニューを選べる場合もあります。
- 食事作りの負担軽減
- 栄養士監修メニューが多いため栄養バランスが整う
- 食材ロスを防ぐ
- 子どもと一緒に食べられるので孤食にならない
パートナーとの協力
家事・育児の分担をおこないましょう。夫婦で話し合うことは、子育てをしていく上で大切なことです。
話し合いをおこなえる関係性を保てないとなると、子どもが成長していく過程で片親が全てを抱え込む育児の負担はどんどんと重くなっていきます。
外出する
家の中で過ごしていると煮詰まります。どれだけ家におもちゃがたくさんあって子どもが退屈しない環境であっても、親の方が息苦しくなる時があるのです。
出かけるのは手間がかかって大変かもしれませんが、煮詰まってる人はぜひ、外出してください。
専門家からのアドバイス
育児の専門家からのアドバイスを受けること。生後6ヶ月未満の赤ちゃんに対する悩みであれば、助産師・保健師・保育士などへ。
6ヶ月以上の子どものことであれば、助産師や保健師などではなく、保育士、臨床心理士などからアドバイスをもらう方がおすすめです。
単なるママ先輩からの話を聞くよりも、たくさんの子どもと長時間接している専門家や発達心理学に詳しい専門家にアドバイスをもらうことが大切です。
子どもの発達を勉強する
偏食の子のレシピ検索、ネントレ方法の模索、おすすめ絵本の検索をするよりも大切なのは、まず、子どもの発達の流れを知ることです。
なぜ偏食になるのか?なぜ寝ないのか?絵本とは何を育てるために子どもに与えるのか?
この理由が分からなければ、いくら方法だけを集めたところで、どんな方法を用いたとしても結局つまずきの理由が分からず根本的な解決にはなりません。
多くの人は、行き当たりばったりの運任せな育児をしています。
モンテッソーリ教育は医師が作った療育的な教育法であるため、子どもの発達を理解するのに、とてもおすすめです。
通信幼児教材を活用
子どもの教育を負担に思ってる人は、通信教材などを利用すると子どもの知識がなくても安心して知育ができます。
知育教室や幼児教室などの送迎負担もなく、場所に関係なく、発達に沿ったカリキュラムをどこででも学ぶことが可能です。
親子の時間を作れる人の体験重視型
エデュトイやワークで遊びながら学ぶ
おもちゃのサブスクを活用
発達に合わせたおもちゃ選びが負担だという人は、専門家に任せて、おもちゃ選びをしてもらいましょう。
ちなみに、乳幼児期に与えるおもちゃは出来れば木製が良いです。
物の大きさに比例する重量感であったり、音が柔らかく耳に優しい、冬の静電気被害がないのでバチっとならないことなど、おすすめの理由はたくさんあります。
乳幼児期は木のおもちゃがおすすめ
メディア機器を活用
短時間でも自分時間を確保するために、メディアの活用も選択肢に。
メディアは悪という印象が強く、利用するのに躊躇するかもしれませんが、親の精神衛生を守る方法の一つとして頭の片隅に入れておいてください。
おわりに
子育てがつらいと感じる瞬間は、親として当たり前の感情です。大切なのは、原因を一つずつ整理し、少しずつ環境を変えていくこと。「自分だけではない」と共感し、できる範囲で対処していきましょう。この記事が、あなたの心の負担を少しでも軽くするきっかけになれば幸いです。