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社会人がモンテッソーリ教師の資格取得できる学校(スクール)とは?
モンテッソーリ教育を正確に実践するためには、専門的なトレーニングが必要です。
モンテッソーリ教師資格は、国際的な団体と国内の団体がそれぞれ教育者を養成しています。
モンテッソーリと名前がつく養成講座が数多く存在しますが、その中でも、正統派モンテッソーリ教育について学べる教師養成コースについて抜粋しました。
対面スクーリングを必要とし、期間も1年〜2年かかる本格的な内容のスクールを紹介します。
国際モンテッソーリ協会(AMI)とは?
国際モンテッソーリ協会(AMI)は、マリア・モンテッソーリ自身がモンテッソーリ式の『新しい教師』を育成・知識を広く伝えるために設立した団体で、もっとも正統なモンテッソーリ教育について学べる教師養成コースが開講されています。
AMIは、モンテッソーリ教育の原則を忠実に守り、質の高い教育を提供することを使命としています。
国際的に認知された資格であるため、AMIの資格を取得すれば海外でもモンテッソーリ教育を実践する場で有利に働きます。
モンテッソーリ教育の基礎理論を学ぶだけでなく、教具を使った実践的な教育技術を実習や観察演習などを通して習得します。
0-3歳、3-6歳、6-12歳の各年齢層に応じた資格プログラムが用意されており、希望する年齢層に合わせて資格を取得できます。
ただし、現在のところ、日本のトレーニングセンターにおいては0-3歳、3-6歳のレベルのみ対応です。※日本語で学べます。
6-12歳について学びたい場合は、海外のトレーニングセンターに行かなければなりません。
最近になり、日本でもモンテッソーリ小学校の普及活動が活発化しているため、将来的には6-12歳レベルも国内で学べる日が来るかもしれませんが、今のところは、オリエンテーションコースのみの開講となっています。
もっとも正統なモンテッソーリ教育を学びたいのであれば、AMI一択です。
ただし、受講資格に保育士や幼稚園教諭などの条件がついてることもあり、条件を満たしているかを確認の上、受講する必要があります。
国際モンテッソーリ教師養成コースの特徴
モンテッソーリ教育の3-6ディプロマコースにおける言語教育は、国際的な視点を持ちながらも、日本語の学習にも対応した内容が含まれています。
特に日本国内の国際モンテッソーリ協会(AMI)のディプロマコースでは、アルファベットだけでなく、ひらがなを使った識字教育も行われます。
これは、コースが日本語を母語とする子どもたちにも適応するようにカリキュラムが設計されているためです。
このコースでは、英語やその他の言語を使用する子どもたち向けにアルファベットを基にした教育方法が教えられ、同時に日本語を母語とする子どもたちには、ひらがなを中心に識字の教え方が展開されます。
この二重のアプローチは、教育者が異なる言語的背景を持つ子どもたちに対応できる能力を養うために非常に役立ちます。
特に、日本国内での言語教育では、ひらがなが重要な役割を果たしますが、国際的な環境においては、アルファベットの使用が求められることが多いため、このコースは多言語環境での指導にも対応しています。
文化教育においては各国さまざまな生活文化があり、宗教があり、おのおの違いますが、その部分を考慮した国際基準の内容で学べるものとなっています。
国内でAMI認定を受けたトレーニングセンター
日本モンテッソーリ協会(JMS)について
日本モンテッソーリ協会(JMS)は、日本国内でモンテッソーリ教育を推進するための組織で、教育者の養成とモンテッソーリ教育の普及に努めています。
JMSは、モンテッソーリ教育に関する研究活動も行い、日本の文化や教育システムに適応したモンテッソーリ教育の実践を目指しています。
モンテッソーリ教育を日本の教育現場に適用するための知識とスキルを学ぶことができます。
※JMSは、日本語で学べます。
JMSが認定する教育機関で学び、一定の試験に合格することで資格を取得できます。
JMSの資格は、日本国内のモンテッソーリ幼稚園や保育園で広く認知されています。
日本の大学関係者が主体となって、教師養成を行ってるイメージですね。
AMIに認可される形で連携がありますので、厳格な日本式のモンテッソーリ教育を学ぶなら、ここです。
ただし、受講資格に保育士や幼稚園教諭などの条件がついてることもあり、条件を満たしているかを確認の上、受講する必要があります。
日本モンテッソーリ教師養成コースの特徴
日本のモンテッソーリ資格取得プログラムは、日本の文化や教育システムに適した内容が組み込まれています。※日本モンテッソーリ教育綜合研究所も同様
国際コースでは、アルファベットでの方法を学びますが、日本に限定された内容の養成コースにおいては、ひらがなやカタカナといった日本語の基礎を教える方法を学びます。
各国で文化様式に合わせて教育方法が変わるのがモンテッソーリ教育の特徴です。
JMSの認定を受けたモンテッソーリ教師養成コース
- NPO法人東京モンテッソーリ教育研究所・付属教員養成コース
- 九州幼児教育センター・トレーニングコース(モンテッソーリ教員養成コース)
- 広島モンテッソーリ教師養成コース
- 京都モンテッソーリ教師養成コース
- 純心モンテッソーリ教師養成コース(大学の学科にて学ぶ)
日本モンテッソーリ教育綜合研究所とは?
日本モンテッソーリ教育綜合研究所は、モンテッソーリ教育を実践的に研究し、国内の教育者を養成する機関です。
この研究所は、特にモンテッソーリ教育を日本の教育文化に合わせた形で取り入れ、日本独自の教育方法論を展開しています。
2.5-6歳レベルのみ対面養成コースがあり、AMS/MACTE認定の国際資格取得が出来る日本で唯一の認定コースとなっています。
通信講座では、0-3歳、2.5-6歳レベルのモンテッソーリ教師養成講座が開講されており、本格的なモンテッソーリ教師を目指せるオンライン養成講座として全国で多くの方が利用する大人気コースです。(スクーリングが年1回あり)
ただし、受講資格に保育士や幼稚園教諭などの条件がついてることもあり、条件を満たしているかを確認の上、受講する必要があります。
通信講座に関しては受講資格に限定はありませんので、どなたでも受講可能です。
AMS/MACTE認定の国際資格が取得出来るのは
おわりに
モンテッソーリ教師資格を取得することで、国内外で多くのキャリアチャンスが広がります。
特に、AMIの資格は国際的に認められており、海外での指導にも対応できるため、グローバルなキャリアを目指す人には最適です。
国際モンテッソーリ資格と日本モンテッソーリ資格の違いについては、文字をはじめとした文化の違い部分に大きな差があるということ。
国際基準で学べるのがAMIであり、日本文化に特化した物を学べるのが日本モンテッソーリ協会や日本モンテッソーリ教育綜合研究所です。
資格取得がゴールではなく、取得とともにスタートと言われているのがモンテッソーリ教育です。
教育者は子ども一人ひとりに合った学びの環境を提供し、彼らの成長を手助けする重要な役割を果たすことができます。
モンテッソーリ教育に情熱を持つ方は、どの団体の資格を取得するかをしっかりと検討し、自分に最適なキャリアを築いていくことが大切です。
この書籍にて、今回紹介した3つの団体設立の歴史などが正式に紹介されています。モンテッソーリ教育の正統さがわかる由緒ある団体の養成コースです。